Vol.13 新宿区役所 力を入れて取り組んでいる周知施策

 

新宿区役所

危機管理課長 鯨井庸司氏 インタビュー(実施日:平成30年3月28日)後編

INTERVIEW

2018/4/27

 

現在力を入れて取り組まれているポスターや動画での周知施策について、前回に引き続き今回も新宿区役所で危機管理課長を務められている鯨井庸司氏にお話を伺ってきました。アルタビジョンなどの大型ビジョンで流されている動画も実際にこの記事でご覧頂けますので是非チェックしてみて下さい。

 

ポスターや動画での「新宿ルール実践のための行動指針」周知啓発

 

新宿駅周辺防災対策協議会では、大規模地震が発生した際の新宿駅周辺地域の行動ルールとして、「新宿ルール実践のための行動指針」を定めていますが、協議会活動に参加される方は限られていますので、新宿駅周辺にいる人々のうち、おそらく殆どの方がこの指針をご存じないと思います。しかしながら、大規模地震発生時の混乱抑制のためには、多くの方にこの指針を知っていただく必要があると我々は考えていますので、協議会ではその周知啓発活動を、平成29年11月の「新宿防災ウィーク」より開始しました。具体的には、啓発ポスターの掲出と啓発動画の放映を実施しています。

 

なお、これまでも協議会は毎年11月に「新宿防災ウィーク」という期間を設定して、様々な展示や催しを通じて防災啓発を実施してきましたが、平成29年の「新宿防災ウィーク」については、従前のメニューに「新宿ルール実践のための行動指針」啓発のためのポスター掲出と動画放映を追加し、来街者の方を含めた幅広い対象への周知啓発に努めました。周知内容については、わかりやすくシンプルなものとするため、新宿駅周辺の皆さんに最も伝えたいことである以下の内容に絞りました。

 

① 「新宿駅周辺のにぎわいは地震が起こると混乱に転じてしまう恐れがある」こと

② そのため、「地震があったらなるべくその場に留まる」ことと、「その場に留まれないなら、駅に殺到するのではなく、大きな公園に避難して待機する」ことが重要であるということ

③ 新宿駅周辺にいる様々な人たちが、それぞれの立場で協力して、地震に対応する必要があること

 

啓発ポスター

 

啓発ポスターは、各鉄道会社の新宿駅や新宿三丁目駅等の新宿エリアの駅や、ビックロ等の小売店舗、その他協議会会員の施設に掲出していただいています。ただ、この取り組みは事業所さんに対して無償での対応をお願いしていますので、有料広告用スペースには掲出していただくことはできず、なかなか件数を伸ばせていないのが今後の課題です。

 

啓発動画は、新宿駅周辺の大型ビジョン(アルタビジョン、フラッグスビジョン、ユニカビジョン、新宿Sビジョン等)やデジタルサイネージ(ビックロ、フラッグス、新宿駅西口広場等)で放映していただいています。動画には、横長型の15秒間のもの、横長型の30秒間のもの、縦長型の15秒間のもの、縦長型の30秒間のもの、計4種類があります。サイネージの縦横比や運営方針に合わせて適切なもの選んでいただいています。以下は、横長型の30秒間のものです。

 

 

次年度の展開について

 

「新宿防災ウィーク」は毎年の取り組みなので、その都度企画は変わるとは思いますが、「新宿ルール実践のための行動指針」の周知啓発、体験イベント、講演会、展示の4本柱については基本的に変わらないと思います。「新宿ルール実践のための行動指針」周知啓発についてはポスターと動画の露出をしっかり高めていくと同時に、ノベルティ活用についても検討したいと考えています。例えば、「新宿防災ウィーク」のイベントに来られた方にポスター内容をプリントしたクリアファイルを配布して、周知をより強化する等のアイデアが出ていますが、今後もよく検討して、より効果的な周知啓発を実施したいと思っています。

 

※平成29年「新宿防災ウィーク」の体験イベントの様子

※平成29年「新宿防災ウィーク」の講演会の様子

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