
Vol.8 株式会社タカオカ 災害時組み立て簡単ベッド「楽々ベッド」
株式会社タカオカ
笠井氏 インタビュー前編
INTERVIEW
2018/2/26
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ダンボールの利用価値と可能性を追求し、ダンボールで作られた様々な防災用品を提案している株式会社タカオカ。今回は簡単に組み立てられる「楽々ベッド」について、株式会社タカオカの笠井氏にお話を伺いました。
コンパクトなので小スペースで備蓄が可能。持ち運びも楽々!
楽々ベッドは災害時に簡単に組み立てて使えるダンボール製のベッドと枕です。カッターやテープといった道具を使わず、組み立てることができ、さらに天板の耐荷重も最大700kgと丈夫で、安心してお使いいただけます。便利なダンボール製の簡易まくらもついていますので、快適にお休み頂けます。外装箱は簡易の棚や収納ケース、目かくし、防災訓練等で繰り返し使用でき、別売の『お助けキット』(オプションパーツ)利用で要配慮者にもやさしいベッドになります。


最後の20cmを縮めるのに開発時間の大半を費やした
3辺合計が180cm以内を目標に開発を始めましたが、当初出来たのは、201cmでした。このサイズでの販売実績もありますが、これでは他社との差もさほど無く、また、路線便の運賃基準などを考慮すると、20cm縮める必要がありました。何度も社内会議と試作を繰り返し、現寸法に至っています。
【商品スペック】
「リサイクルの王様」とも言われるダンボールにこだわり開発していきたい
現在もそうですが、当社の防災用品は全て、現地の声・有識者・ボランティアの方のニーズに基づき開発しております。そして被災地で最後に困ることは、ごみの処理。「リサイクルの王様」とも言われるダンボールにこだわり開発してゆく所存です。
また、当社防災用品の中に「非常用持ち出しBOX」があります。簡易トイレのみで残りのスペースは何を備蓄するかご家族で相談いただき、家族の防災意識を高めていただくことを目的に開発しました。
当社では防災への取り組みとして、様々な研修会に参加させていただき、時には自主防災の方や学生さんに研修で学んだこと、被災地の現状等をお話させていただいています。又、当社従業員の防災意識を高めるため、全従業員で過日「人と防災未来センター」へ研修に行ったりもしました。
当社の防災用品には開発理由があります。一度是非「タカオカの防災用品」を検索いただければ幸いです。
後編へ続く