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東急コミュニティー「マンション居住者3128名に防災アンケート調査実施」

SPECIAL

2017/12/12

 

株式会社東急コミュニティーが災害対策の課題と実効性のある対策の啓発を目的に、30代以上の男女3128名のマンション居住者を対象に、災害対策の実態や防災意識に関するアンケート調査を10月に実施。調査結果が届きましたのでご紹介いたします。

 

※以下、東急コミュニティー調査結果レポートより

 

震災被害経験者(以下、「経験者」)と震災被害非経験者(以下、「非経験者」)の回答を比較・分析することで、世帯単位で行う「自助」、およびマンション単位で行う「共助」の災害対策の実態や課題が明らかになっています。

 

経験者から学ぶ家庭で行う災害対策3要素~震災対策は“3つのリスク”に対する備えが大事~

Q.あなたがご家庭で災害に備えて準備しているもの、対策していることについてあてはまるものをすべてお答えください。

 

 

・過去の震災で被害に遭った経験者とそうでない非経験者の家庭で行っている災害対策を比較しました。両者の差が大きい震災対策は「命のリスク」、「ライフラインのリスク」、「生活必需品のリスク」と3つのカテゴリーに分類できることが分かりました。

 

・経験者は、被害の実体験を踏まえた対策を行っていると考えられ、非経験者との実施割合の差の大きさは防災意識の差を表していると言えます。震災対策はこの“3つのリスク”に備えることが有効です。

 

・また、下記「参考データ」から分かるように、過去の大きな震災で最も多かった被害は「家具や家電製品の転倒」です。まずは「命のリスク」への備えを優先させ、“生き延びる”よりも“生き残る”ための対策を行う必要があると言えます。

 

この比較の元となる「過去の大地震で被害に遭った『震災被害経験者』」は次の参考データによって抽出しました。

 

【参考データ】過去の震災で経験した被害:大震災経験地域では「家具や家電製品の転倒」が最多で半数以上

Q.(過去に震度5強以上の地震を経験した方)あなたは過去に経験した大地震で下記のような被害に遭遇したり経験を余儀なくされたりしたことがありますか。あてはまるものをすべて選んでください。(複数回答)

 

 

経験者から学ぶ災害を想定して行うこと~災害発生を想定した事前のシミュレーションが大事~

Q.あなたが災害を想定して行ったことで、次の中からあてはまるものをすべて選んでください。(複数回答)

 

 

・経験者と非経験者を比較したところ、両者の差が大きい行動は「家族で災害発生時の想定や行動を話し合った」(20.7%、差 7.0%)、「家族と災害時の集合場所や連絡方法を確認した」(25.4%、差 6.4%)であり、経験者は非経験者に比べて、家族と災害時の対策について話し合い、確認している割合が高いことが分かりました。

 

・いずれの行動も実施率が高いとは言えず、マンション居住者に対して、災害を事前にシミュレーションして対策する重要性について、いっそうの普及啓発が求められると言えます。

 

経験者から学ぶ 災害発生時の初動 ~災害時のファースト・アクション~

Q.あなたが在宅の際、もし今から30 秒後に震度6弱以上の地震が起きることが分かったとしたら、あなたはそれまでの間に何をしますか。それぞれ自由にご記入ください。わからない場合は、「わからない」とご記入ください。(自由回答)

 

 

・非経験者は、「わからない」など「お手上げ」となるような回答が19.4%と、経験者の12.0%より7.4%(1.6倍)も高く、経験者は行動を具体的に回答している傾向があります。これは、経験者は過去の震災被害の体験から得た教訓・知見をもとに、地震を想定し具体的な行動の想定(シミュレーション)ができている一方で、非経験者は、どのような被害をどのような行動によって防ぐべきかが、体験として分かっていないためだと考えられます。

 

 

後編へ続く

 

 

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