Vol.3 四国紙販売株式会社「試行錯誤し実現。手袋型のシャンプー」

 

四国紙販売株式会社

機能材営業部 谷美和氏インタビュー前編

INTERVIEW

2017/10/16

 

東日本大震災の際、仮設風呂が設置されたのは地震発生から約一週間後だったと言われています。災害時、水が使えない環境でも洗髪可能な手袋型のシャンプーシート「ウェット手袋」。今回は四国紙販売株式会社の機能材営業部 谷美和氏に、開発のキッカケや商品化エピソードなどを伺いました。

 

保存期間5年という強みを活かし防災備蓄用品に

 

当社は「アテント」「グーン」「エリエール」でおなじみの大王製紙の直系代理店です。大王製紙が製造する「印刷用紙」や「段ボール原紙」の販売をしていましたが、紙の需要が減るなかで何か新しい取り組みができないか?というのがキッカケで新たな商品作り・発掘を行うようになりました。

 

ウェット手袋はもともと寝たきりや入院手術などでシャンプーができない方、何らかの事情で水が使えない環境にいる方向けに開発された商品です。寝たきりのためベッドサイドでシャンプーをされている方や在宅介護での入浴介助は、介護する側とされる側双方にとても負担がかかります。また、入院や手術などでシャンプーに制限のある方は従来の「ドライシャンプー」を使用していましたが、短期入院ではドライシャンプーだと容量が多くて使いきることができず、タオルでの拭き取りが大変、サッパリ感があまり得られないというデメリットがありました。「シャンプーができなくなるから」という理由で夏場に白内障の手術を嫌がる方もいらっしゃるようです。

 

そこで「少しでも簡単にシャンプーができてスッキリしてほしい」「介護する側される側双方の負担を減らしたい」という思いから開発したのがこの「ウェット手袋」です。最初は介護看護向け商品として開発していましたが、商品化するにあたり保存期間が5年というのは防災グッズにもなるのではと考え、防災用備蓄品としても販売を開始しました。

 

 

ウェット手袋はもともと介護看護向け商品ということもあり、手袋のサイズは女性看護師さんや介護士さんからのアンケートをもとに決定しています。看護師さん、介護士さんはまだまだ女性が多いので、女性の手で大きすぎず小さすぎずの大きさにしていますが、男性からの「手袋のサイズが小さい」というお声もありますのでサイズに関しては今後の課題になると考えています。

 

水分量が少なければ髪の長い女性だと足りず、多ければ液ダレしてしまい目に入る可能性があります。水分量や頭皮の肌荒れ防止、サッパリ感を感じてもらうための成分の配合について試行錯誤しました。首から上に使うものは化粧品としての扱いになるため、弊社で初めての「化粧品」としての申請許可なども県からの指導協力のもとに取得する等、初めてのことばかりでしたので大変でした。

 

 

商品詳細はこちらから

 

 

後編へ続く

 

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