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登山スポットも危険がいっぱい!登山中の噴火への対処

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2017/10/11

 

登山中の噴火への対処

秋の行楽シーズン、休日には登山に出かけるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本には富士山をはじめ110の活火山があり、登山スポットとして人気の山も多く含まれます。しかし、2015年の御嶽山の噴火時には登山客の方が犠牲となりました。活火山での登山を安全に楽しむためにはどのような備えが必要なのでしょうか。

 

噴火とは

噴火とは、地下から溶岩や火山灰が噴き出す現象を指します。噴火といっても火口からほんのわずかに火山灰が飛び散るものから数100キロ立方に及ぶものまであります。噴火が起きそうだという兆候はあらかじめ分かる場合もありますが、どんな種類の噴火になるのかまでは予測できません。そのため過去に発生した噴火を参考に様々な種類の噴火を想定しておく必要があります。

 

噴火警戒レベル

気象庁は活火山の状況ごとに噴火警戒レベルを発表しています。穏やかな状態がレベル1で観測で異常が見られる場合、レベル2~5の範囲で噴火予測レベルが公表されます。

 

 

警戒レベルと2015年御嶽山噴火の教訓

出典:http://www.kazan.or.jp/J/doc/kazan_anzen_high_q.pdf

 

2015年9月27日に噴火を起こした御嶽山。噴火時の警戒レベルは1でした。当時気象庁は周辺の自治体などには火山性地震の発生を伝える情報を出していましたが、噴火レベルの引き上げはされませんでした。これは、噴火の兆候となるいくつかの現象のうち発生していたのが火山性地震のみで、それだけでは警戒レベルを引き上げる判断が難しかったためでした。このように火山の警戒レベルの判断は必ずしも噴火前にできるわけではないため、警戒レベルが平常で長年噴火していない火山であっても噴火に備える必要があります。

 

 

活火山に登る際に必要な装備

では実際に活火山に登る際にはどのような装備や準備が必要なのでしょうか。

出典:http://www.kazan.or.jp/J/doc/kazan_anzen_high_q.pdf

 

 

登山の前にすべきこと

・登る活火山の警戒レベル、過去の噴火事例のチェック

(気象庁 活火山総覧)

 

噴火時に避難できる場所の確認

・登山届けの提出

 

必要な装備

・リュックサック

(噴石対策として有効。噴火時に盾のように使うことができる)

・登山靴(砂が入りにくいもの)

・ズボン(伸縮性があり、動きやすく丈夫なもの)

・雨具

・手袋

(軍手でもよい)

・長袖

(夏でも必要 噴火時火山灰から皮膚を守る)

・ヘルメット

(噴石等から頭を保護するため、顎ひも付きのものが望ましい)

・携帯電話と予備バッテリー

(緊急時の通報、連絡用)

・ヘッドランプ

(火山灰などが舞うなかでも視界を確保するため。併せて予備の電池も)

・水、食糧

 

登山中に噴火したら

ヘルメットを被り、山小屋やシェルターに避難してください。周辺に何もない場合はできるだけ身を低くし、頭を抱えてください。火山灰に巻き込まれる状態になったら衣類などで鼻や口を覆い、火山灰を吸い込まないようにしましょう。視界がよくなったら、谷や窪地は火山ガスがたまりやすいため留まることは避け、安全な場所へ向かってください。

 

しっかりと非常時に備えて秋の登山を楽しみましょう!

 

参考資料

NPO法人日本火山学会

「活火山を安全に楽しむために」

(PDFファイル)

http://www.kazan.or.jp/J/doc/kazan_anzen_high_q.pdf

 

ウェザーニュース

https://weathernews.jp/s/topics/201709/250175/

 

内閣府 防災のページ

登山者の心得 ~火山災害から命を守るために~

(動画)

http://www.bousai.go.jp/kazan/eizoshiryo/tozansha_shisetsu.html

 

御嶽山噴火 なぜ警戒レベルは1のままだったのか

減災のための情報提供のあり方を問う

勝村久司 (高等学校地学教諭、元厚生労働省医療安全対策検討WG委員)

WEDGE Infinity

http://wedge.ismedia.jp/articles/-/4268

 

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