Vol.1 ハウス食品グループ本社株式会社「防災の備蓄用製品であっても美味しいものを」

  

ハウス食品グループ本社株式会社

広報・IR部 前澤壮太郎氏インタビュー後編

INTERVIEW

2017/08/30

ハウス食品グループ本社株式会社 広報・IR部 前澤壮太郎氏のインタビュー後編です。前編でお伺いしたLLヒートレスシリーズ製品以外で取り組まれていること、また、製品を世の中へ送り出す上での会社としての想いなどを伺いました。

 

避難所生活での栄養の偏りをカバー

 

戦後から販売しているもので栄養強化米があり、現在、「新玄 サプリ米」という製品があります。お米に栄養素を吹き付けてコーティングしているもので、例えば3合に小さじ2分の1くらいを混ぜ込んで炊くと、ビタミンB群を中心にご飯に栄養素を添加できるという、そんな製品です。避難所の食事だけですとどうしても栄養に偏りが出てきてしまいますので、こういったものでカバーして頂けたらと思います。東日本大震災や熊本地震の時は、こちらの製品の業務用の「新玄」を被災地に提供させていただきました。

 

 

同じシリーズの製品で「葉酸米」というものもあります。こちらは女性におすすめの製品で、特に妊娠されている方・妊娠を希望している方や可能性のある方は葉酸を積極的に摂った方がいいと厚生労働省から推奨されているほどです。葉酸とはビタミンB群の⼀種で、細胞分裂がさかんに行われる胎児の正常な発育に非常に大事な成分となります。ちなみにこちらの製品は、グループ会社であるハウスウェルネスフーズから発売されているのですが、ハウスウェルネスフーズの本社がある兵庫県伊丹市役所に母子手帳を申請された方は無料でもらうことができます。

 

 

 

災害弱者といわれる高齢者のために

 

やわらか食と呼ばれるいわゆる介護食にも以前から積極的に取り組ませていただいています。災害弱者といわれる方はご高齢の方が多いのが現状です。普段ですと固くて飲み込みづらいものなどは柔らかく調理して食べることができるのですが、非常時はそもそも調理をすることができません。突然避難所に来ておにぎりをパッと出されても、食べることができなかったりする方も多いそうです。

 

 

現在販売しているものですと、和食系のものや郷土料理シリーズというものがあります。芋煮があったり、水炊きがあったり、鯛雑炊、ほうとう、鰻茶漬けなどです。なかなか自分の好きだったものを食べられない状況でも、せめてそれに近いものを提供できればと。好きなものを食べられるとなるとそれだけで楽しみも増えますし、食欲も出てきます。そういったことのお手伝いが少しでもできればと思っています。

 

 

食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします

 

これは弊社の企業理念になるのですが、私どもは食品メーカーですので、たとえそれが防災の備蓄用製品であっても、おいしいものをお届けしたい。ありとあらゆる方に食を通じた形でお役立ちできれば幸いです。

 

 

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