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広島土砂災害から3年 教訓と今後の課題

 

SPECIAL

2017/08/21

 

77人の方が犠牲になった広島市の土砂災害から、昨日で3年を迎えました。

 

亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

3年前の2014年8月20日に広島市で起きた土砂災害では、市内の166か所で土石流やがけ崩れが発生。77人が死亡、68人が負傷したほか、住宅396棟が全半壊するなど大きな被害が出ました。

 

被災地では既に砂防ダムの緊急工事が完了しており、避難路整備などの復興事業も進んでいますが、犠牲者が出た10地区の世帯数や人口は、災害発生前の6692世帯15890人(2014年7月末時点)から、6418世帯14823人(今年の6月末時点)と、1067人の減少が報告されているとのことです。

 

これは住宅の再建が進んでいないことや今後の災害を恐れて転居した被災者がいることなどが要因と見られていますが、住民が安全だと思える街づくりをどのように進めていくかが大きな課題として残っています。

 

また、広島県の山地に多い広島花こう岩は、長い間、雨や風にさらされると「マサ土」と呼ばれる砂のような土に変化していき、この「マサ土」は水を含むと非常にもろくて崩れやすい性質を持っていることが分かっています。

 

1時間の雨量が100mmに達するような強雨の際は、こういった崩れやすい地質の地域では特に土砂災害のリスクが高まります。今後、土砂災害による被害を少なくするためには、事前に暮らしている地域の地形や地質を把握し、雨の強さにも十分注意することが重要です。

 

下記のような兆候が見られたら、すぐに斜面から離れて、できるだけ丈夫な建物の2階以上の安全な場所へ避難することが推進されています。ぜひ参考にされてみてください。

 

・土から水が吹きだす
・小石が落ちだす
・地鳴りがする
・斜面がひび割れ

 


 

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