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<週プレ掲載> それぞれの前にある「日常」と、あの日の記憶。

 

SPECIAL

2017/03/27

週刊プレイボーイ3月27日号(3月13日発売)に、戦場カメラマンの八尋 伸さんが撮影した東日本大震災被災地の写真が掲載されています。

 

フィルムで撮影したコマを送らずにそのまま上から重ね撮りすることで、ふたつの画像をひとつのコマに収める「二重露光」という方法で撮られたこれらの写真。2011年3月11日直後の被災地と、約6年後の同じ場所を、一枚の写真の中で重ねて見ることができます。

 

今後もずっと残り続けるあのときの写真。では、人々の記憶はどうなのか。被災地の人々の「記憶の変遷」を表現したかったというカメラマン八尋さんの想いとともに、時間を重ねた画の先に、あなたには何が見えるだろうか。と問いかけが続きます。

 

当事者たちの中からも静かに薄れてきているあの日の記憶。自分の住んでいた家がどこにあったか思い出せないと言った人。町を離れて新たな生活を始めた人。復興支援の恩恵を受けられた人。資金難などの理由でいまだに仮設住宅に住んでいる人。それぞれの前にそれぞれの「日常」があり、それを必死に紡いでいかなければならない。そうしなければ生きていくことができない。忘れても忘れていなくても、多くは皆「前」を向いている。というメッセージに、改めて記憶の在り方を考えさせられる素晴らしい記事です。

 

 

それぞれの記憶や価値観の中で、あの日のことをどう消化していくのか。何が正解で何が間違っているということを論点にするのではなく、それぞれの場所でそれぞれが「前」に向かって進んでいくことの大切さを、学ばせてくれます。

 

 

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