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2018/2/20
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19日午前3時半頃に愛媛県などで震度4を観測する地震があり、地震発生直後に市内全域に流れた緊急の防災放送で「SEKAI NO OWARI」の楽曲でNHKの平昌冬季五輪テーマソング「サザンカ」が数秒間、2回にわたって大音量で流れるというトラブルがありました。
防災放送は、コミュニティーFMが普段使う周波数の電波に割り込む形で震度などの情報を伝える仕組みになっており、緊急時は市内各地に設置されたスピーカー243基、各家庭に配布した防災ラジオ約2万7000台が自動的に起動して大音量で情報が伝えられます。
原因は自動制御機器のトラブルとみられ、地震発生直後にシステムが起動したが、震度情報などの音声ではなく、コミュニティーFMでその時に流れていた音楽がそのまま放送されてしまったと市は発表しています。
機器に故障やトラブルはつきものですが、深夜の地震直後に大音量で流れる音楽を聞いてとても不安になったという方も多く、今後こういったトラブルが起こらないよう改善されることを願うとともに、システムがいつも正常に動くというのは決して当たり前のことではないということを改めて感じるニュースでした。
何かに頼るのではなく、自力で冷静に判断できる防災知識を日頃から身につけておきたいものです。