Vol.7 株式会社谷沢製作所「10年に渡る研究から誕生した子供用防災ヘルメット」

 

株式会社谷沢製作所

宮﨑良平氏 インタビュー前編

INTERVIEW

2018/1/29

 

本格的な子供用防災ヘルメットのキッズメット。子供の視点に立って、細部までたくさんのこだわりが詰め込まれています。今回はキッズメットの開発元である株式会社谷沢製作所 営業部主任で保護具アドバイザーの宮﨑良平氏にお話を伺いました。

 

産業用ヘルメットの規格を取得した本格的な子供用の防災ヘルメット

 

キッズメットは発売された平成18年当時、業界で唯一、産業用ヘルメットの国家検定(飛来・落下物用)を取得していた子供用のヘルメットです。大人用より小さめの帽体に、子供の成長に合わせて容易にサイズが調整可能なEPA-Sヘッドバンドを採用、頭囲47~57cmまでのサイズ調整が可能なので、2~15歳位までの幅広い年代の子供が使う事ができます。耳紐部分は子供のサイズに合わせた専用設計となっており、弱い力でも締め外しが簡単です。ヘルメット全体の重さも350gと防災頭巾と同じくらい軽量なため、首に負担が掛かりません。

 

 

ヘルメットの帽体に使用する材質は一般的に4種類ありますが、キッズメットでは4種類の中で1番経年劣化しにくいFRP(ガラス繊維強化プラスチック)を使用しています。1人の子供が小学校在校中に買い換える必要がありません(日本ヘルメット工業会が推奨している交換の基準は、防災用の場合は保管を始めてから6年です)。また、安心・安全を考え、5つの付属品をお付けしています。

 

①ホイッスル

あご紐の末端に付属、自分の居場所を知らせる事ができます。

 

②緊急連絡カード

氏名、緊急連絡先、既往症などが記入できます。

 

③カードホルダー

緊急連絡カードを収納。両面テープ付きで、ヘルメットに貼って使用します。

 

④星型反射シール

夜間の視認性を向上させるオレンジ色の星型反射シールです。1シート3枚付きで、前や後ろ、上などお好きなところに貼ることができます。

 

⑤巾着型収納袋

壁掛け収納に便利です。

 

 

討議と試行錯誤を繰り返し完成

 

開発を決めた平成18年当時、日本は自然災害が多く起こる国であるにも関わらず、子供用の防災用品が乏しい状態でした。そんな折、テレビや講演活動などでも著名な危機管理アドバイザーの国崎信江氏が子供用のヘルメットを探されていて、私どもにお声がけ下さいました。国崎信江氏はこの10年ほど前より、子供の頭をしっかりと守るためにはやはりヘルメットが必要なのではないか?と考えられていましたので、様々なアドバイスをもらいながら、共同開発を進めることになりました。

 

当時、日本で初めての試みだったので、どんな仕様にすれば子供が被り易いか、どんな付属品を付ければ「より安全」なのか等の情報も無く、討議と試行錯誤を繰り返しながらようやくこのキッズメットが誕生しました。今では多数の小学校で児童の防災用ヘルメットとして採用されています。

 

 

平成25年には、キッズメットが合格している規格である「飛来・落下物用」に加え、従来、小さな帽体では合格が難しかった、墜落・転倒時に頭を守るための「墜落時保護用」の規格の取得に成功した「子供用保護帽 ST#198-EPZ」の販売を開始いたしました。発泡スチロール製の衝撃吸収ライナーが入っており、こちらも防災用としてだけでなく、見学用として工場や建設現場で広く採用して頂いています。

 

 

金額面や戦争当時から使われていたという背景から、今も防災頭巾を採用されている小学校などもありますが、「より安全」という視点から、是非子供用ヘルメットも検討して頂ければ思います。

 

 

国崎信江氏のネットショップ

http://www.kunizakinobue.com

 

問い合わせや質問は以下のアドレスより

form01@tanizawa.co.jp

 

 

後編へ続く

 

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